交通事故にあった後、特に外傷もないのに、
・ 頸(くび)の痛み、痺れ
・ 上肢(うで)の痛み、痺れ
・ 頭痛、めまい
・ 吐き気
・ 耳鳴り
・ 倦怠感
といった症状が残る場合があります。
これらは、いわゆる「むち打ち」の症状と考えられます。
ところで、むち打ちの症状に関して「バレ・リュー症候群」という言葉が出てくることがあります。(バレリューや、バレ・ルーと表記している場合もあります。)
頭痛やめまい、ふらつき、耳鳴りや倦怠感(疲労感)などの症状のことを、「バレ・リュー症候群(後部交感神経症候群)」ということがあります。
バレ・リュー症候群とは、むち打ちが原因となって起こったと考えられる自律神経の失調症状のことです。
「むち打ち」は、交通事故にあったとき、首がムチにようにしなったために起こるとされています。
「むち打ち」は正式な傷病名ではなく、診断書では、「頸椎捻挫」「外傷性頸部症候群」「頸部挫傷」などと書かれ、これらをまとめて「むち打ち」あるいは「むち打ち症」と呼んでいます。
このような症状が、事故から6か月ほど経っても治癒しない場合には、後遺症となり、後遺障害の等級認定を検討することになります。
しかし、「むち打ち」の後遺障害の等級認定は非常に難しいといわれています。
その理由の一つが「レントゲン」や「MRI」に表れにくい、という点にあります。
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