2015年6月29日月曜日

「示談」とは ~ ハンコを押すのは慎重に...!

交通事故によって損害が生じると、その損害を生じさせた者に賠償義務が生じます。

最終的に、損害賠償が行われると(実務上は、任意保険によって支払われる保険金額が決まると)、(民事上は)「示談」をして終了、というのが一般的なのですが、この「示談」がとはどういうものでしょうか?


「示談」とは、法律上は「和解契約」ということになります。

「契約」です。

日本人は、なかなか「契約」という言葉にピン! と来ないといいますか、よく理解していない方が多いように思います。

「契約」とは、簡単な説明としては、「法律で拘束される約束」ということができます

「契約」は、当事者の自由な意思のもとに締結された、ということを前提としています。
自由意思のもとで、自分自身の判断にもとづいて締結されたものですから、これを守る義務が生じます。

もし契約で決められていることを守らない(債務を履行しない)場合には、法律の力で強制されることになります。

さらに「契約」は、いちど締結すると、一方的な都合で、一方当事者から解除することはできません。

「示談」とは、そのような性格のものであることに注意する必要があります。

いちど示談書にハンコを押してしまうと、その後でその内容に不満が出てきても、示談をやり直す、ということはできません。

示談の内容をしっかり確認してから押印するようにしましょう。


支払われる保険金の額も、示談の内容に含まれます! 示談の内容に関するご相談、ご依頼こちらから。
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