2015年8月6日木曜日

むち打ちと「脳髄液減少症」

むち打ちの症状には、次のようなものがあります。
・ 頸(くび)の痛み、痺れ
・ 上肢(うで)の痛み、痺れ
・ 頭痛、めまい
・ 吐き気
・ 耳鳴り
・ 倦怠感

これらの中には、「むち打ち」ではなく別の原因による場合があります。


それは、「脳髄液減少症(脳脊髄液減少症、低髄液圧症候群)」と呼ばれるものです。

「脳脊髄液減少症」とは、頭の中の脳脊髄液(髄液)が減少する病気です。
頭の中には、無色透明の脳脊髄液(髄液)があり、脳はこの液の中に浮いているのですが、その液体が減少するのです。
脳脊髄液(髄液)が減少すると、脳が動いたり、下がったりして、脳神経や脳の血管を刺激したりして、さまざまな症状が出るとされています。

脳脊髄液(髄液)が減少する原因はいくつかありますが、交通事故に関することでは「脳脊髄液(髄液)の漏れ」が考えられます。

交通事故により、脳に衝撃が加わった際に、何らかの原因で脳脊髄液(髄液)が漏れると考えられています。

「脳髄液減少症」には、次のような症状があります。
・頭痛、めまい
・頸(くび)の痛み
・耳鳴り
・視機能障害
・倦怠感、疲労感

「むち打ち」だと思われている場合でも、例えば、横になっているときには症状がおさまっているものの、座ったり、立ったりして3時間以内に症状が悪化するようであれば、「脳髄液減少症」についての検査を検討してみてください。


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